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小豆島の「農村歌舞伎」、5月3日奉納上演へ稽古大詰め

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小豆島の「農村歌舞伎」、5月3日奉納上演へ稽古大詰め

 小豆島(香川県)最大の稲作地域、土庄町肥土山で離宮八幡神社に豊作を祈願して5月3日に奉納上演される農村歌舞伎。出演者たちは晴れ舞台に向けて稽古に励んでいる。

 歌舞伎の上演は同地区の自治会を構成する6組が毎年、輪番で担当している。今年は五十軒組が、「三番叟(さんばそう)」を幕開けに、仮名手本忠臣蔵の「三段目 松の間の場・裏門の場」と「七段目 一力茶屋の場」、四幕目に「絵本太功記 十段目尼崎閑居の場」を上演する。

 1月に決めた演目に沿って、役割分担や配役を決めて台本の読み合わせを始めたのは2月中旬。せりふ覚えの早い子供らは所作に苦労し、所作の飲み込みは早い大人はせりふ覚えに苦労するなど、それぞれに練習に努めてきた。

 今年から練習場に所作台が設けられ、本番が上演される国指定重要民俗文化財「肥土山の舞台」と同じ感覚で動きや間合いがつかめるようになった。

 子供らが演じる二幕目は元禄15(1702)年の赤穂事件が題材の忠臣蔵の物語。松の間ではねちねちと判官をののしる師直に思いあまって切りつけるシーン、裏門では鷺坂伴内の滑稽なしぐさが見どころ。

 三段目を演じる子供はほとんどが女子。鷺坂伴内を演じる佐伯真奈さん(12)は男性特有の、しかも時代がかった身体の動かし方に戸惑いながらも、「長いせりふもばっちり。おちゃらけたシーンもあるので楽しみ見に来てほしい」と話した。