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韮山反射炉の入場者33%減、30万人に届かず 29年度

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韮山反射炉の入場者33%減、30万人に届かず 29年度

 世界文化遺産・韮山反射炉の平成29年度の入場者が前年度比33%減の28万4035人だったと、伊豆の国市が発表した。目標の30万人を下回り、遺産登録後のピーク、27年度の72万6千人から6割減となった。市では「世界遺産フィーバーが落ち着いた」と分析している。

 韮山反射炉は江戸時代に大砲鋳造のために建造され、27年7月に「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界文化遺産に登録された。登録前の26年度入場者は約10万7千人だったが、登録後は7倍近く膨れ上がり、28年度は4割減の42万6783人だった。

 市は28年12月に反射炉の隣に観光客向けのガイダンスセンターを新設、建造に至る歴史的背景や稼働当時の様子、保存の取り組みなどを紹介して来場者の理解を深めるよう工夫。さらに今年度は、県とJRグループが実施する大型観光キャンペーンに合わせて特設舞台を設置するなど、集客に努める。市担当者は「年間30万人を目標に、イベントなどを開催して誘客を図りたい」としている。