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水素バス、乗って知って 17日、敦賀で試験運行 大型クルーズ客船の寄港に合わせ

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水素バス、乗って知って 17日、敦賀で試験運行 大型クルーズ客船の寄港に合わせ

 外国の大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」が寄港するのに合わせ、敦賀市は17日、水素を燃料に走行する燃料電池(FC)バスの試験運行を行う。敦賀港と市内を結ぶシャトルバスとして1台を走らせ、乗車体験を通じて市民らにFCバスを知ってもらうのがねらい。FCバスの試験運行は県内では初めてという。

 車内に搭載した燃料タンクの水素と空気中の酸素を反応させて発電しながら走る。振動が少なく、二酸化炭素を排出しないので環境に優しいとされる。同市によると、東京都が2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて都営バスの路線で導入。愛知県豊田市もコミュニティーバスに使っているという。

 試験運行で使うのは、トヨタ自動車が手がけたFCバス。1回の充電による走行距離は約200キロ。約70人が乗車できる。敦賀港鞠山北岸壁と約3キロ離れたきらめきみなと館(同市桜町)を往復する。

 同市は水素関連の産業の拠点化を目指した構想を掲げており、構想策定に向けた先行事業の一つとして約200万円を今年度一般会計当初予算に計上している。当日乗車した市民らを対象にアンケートを実施。寄せられた意見を今後の構想策定に反映していくという。

 同市ふるさと創生課の担当者は「水素を燃料としたバスの性能を実感してもらうとともに、市の取り組みへの理解を深めてほしい」と話している。