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オレンジゾーン指定の伊豆・土肥地区、防災と観光の両立なるか 静岡

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オレンジゾーン指定の伊豆・土肥地区、防災と観光の両立なるか 静岡

 静岡県伊豆市土肥地区が今年3月、全国で初めて、津波防災地域づくり法に基づく「津波災害特別警戒区域(オレンジゾーン)」に指定された。今後は幼児や高齢者などが利用する幼稚園や病院などの施設を新改築する際に、居室の床面の高さを津波が達しない高さにすることなどが義務づけられる。「特別警戒」という言葉の響きから指定による観光業へのダメージを危惧する声もあるが、地区住民の多くは、「安全な観光地として観光客に安心して来てもらえるようになれば」と、今回の指定を前向きにとらえている。

 「リスクから目を背けるのではなく、受け入れて、住民と観光客の命を全力で守っていきたい」

 伊豆市役所土肥支所で1月16日に開かれた住民説明会。集まった約50人の地区住民らは菊地豊市長のオレンジゾーン指定に向けた決意表明を了承、県に全国初となる同区域への指定を申請することが決まった。

 オレンジゾーンは都道府県知事に指定権限があり、本県の場合は津波が建物に当たってせり上がった際の高さ(基準水位)が2メートル以上になる区域が対象になる。避難に配慮が必要な幼児や高齢者が利用する幼稚園や病院、社会福祉施設などの施設は、居室の床面を基準水位以上の高さにしないと新築や増改築が許可されなくなる。

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