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福井の中高生の英語力全国トップ 外国語指導助手活用、英検支援も充実

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福井の中高生の英語力全国トップ 外国語指導助手活用、英検支援も充実

 文部科学省が6日発表した平成29年度英語教育実施状況調査で、中学3年生で実用英語技能検定(英検)3級以上相当の英語力を持つ生徒の割合は62・8%、高校3年生で英検準2級以上相当の生徒は52・4%を占め、初めて全国トップとなった。県教委は英語での授業や豊富な体験学習といったコミュニケーション重視の授業の継続や中高校でのALT(外国語指導助手)の有効活用、県立高校入試での英検の加点制度などが要因と分析している。

 調査は県内の公立の中学校75校の3年生7326人、高校27校の3年生5183人を対象に昨年12月1日現在で実施した。英検3級以上相当の中学3年生は62・8%、英検準2級以上相当の高校3年生が52・4%、教員では英検準1級以上等の中学英語教員が62・2%、高校英語教員が91・3%を占め、国の目標(中学生、高校生、中学英語教員各50%、高校英語教員75%)をクリアした。中学生は28年度3位(27年度5位)、高校生は2位(同3位)を上回る順位となった。

 県教委は「英語での授業(文法の授業除く)だけでなく、修学旅行や体験学習で英語によるコミュニケーション体験を積むなど英語で自分の考えを伝えることを基本に長年授業の改善に地道に取り組んでいる」ことを強調。ALTによる授業を高校だけでなく中学校でも行い、人数も29年度110人に増やしており、全生徒に対する割合は全国トップ。週1回の授業だけでなく昼休み時間や放課後などいろんな場面で英語を使う機会を設けていることなどを要因としてあげた。英語教員の場合もALTが常に学校にいるため必然的に英語力が高まっているという。英検などの受験料の支援の充実もあげた。

 県教委義務教育課は「英検のための講座などでの退職教員の協力も大きい。今後も使える英語の力を高めていきたい」としている。