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雨の中「成駒屋」の声に笑顔 こんぴら歌舞伎「お練り」

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雨の中「成駒屋」の声に笑顔 こんぴら歌舞伎「お練り」

 香川県琴平町の旧金毘羅大芝居(国重文、金丸座)で「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開幕する前日の6日、出演者らが町内を巡る「お練り」が行われた。

 お練りは、雨の影響でコースをアーケードのある新町商店街に変更。中村芝翫さんを先頭に出演者らが人力車に乗って顔見せした。屋号の「成駒屋」という威勢の良いかけ声がかかると、芝翫さんは笑顔で手を振りファンに答えていた。

 セレモニーで芝翫さんが「亡き父も好きだった金丸座での襲名披露公演を楽しみにしていた。歌舞伎界の先輩方の支えに感謝しながら、千秋楽まで精いっぱい務めたい」とあいさつした。

 34回目となる公演は、中村橋之助改め八代目中村芝翫さんと、長男の国生改め四代目橋之助さん、次男の宗生改め三代目福之助さんの襲名披露公演。橋之助さんは「金丸座は初めて。皆さまに橋之助といえば、父ではなく自分の顔が浮かぶように頑張りたい」と話した。出演者らは歓迎の花束を受け取ったあと、鏡開きと3本締めで舞台の成功を祈願した。

 大阪市から姉妹で訪れた岡田美紀さん(48)は「芝翫さんを近くで見られてうれしい。明日の舞台も楽しみたい」と話した。