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「核廃絶へ活動」 ノーベル平和賞のユヌス氏が広島の原爆慰霊碑に献花

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「核廃絶へ活動」 ノーベル平和賞のユヌス氏が広島の原爆慰霊碑に献花

 貧困層を支援するグラミン銀行の創設者で2006年のノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者、ムハマド・ユヌス氏が、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。ユヌス氏は「広島であったことが二度と起きてはならない。核兵器廃絶を必ず実現するため私も活動する」と語った。

 献花後は原爆資料館を見学し、湯崎英彦知事と松井一実市長を表敬訪問した。同区の広島大東千田キャンパスでは著書「3つのゼロの世界」の出版を記念した講演会も開かれ、学生や市民ら約130人が参加。ユヌス氏は世界の富を一部の人が独占する状況になっているとした上で、「これが資本主義のシステムだが、アイデア次第で解決できる。(問題解決をビジネスにする)起業家になればいい」と訴えた。

 ユヌス氏はグラミン銀行を母体に無担保小口融資で貧困層の救済に尽力し、平和賞を受賞した。