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【センバツ】創成館、4強進出逃す

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【センバツ】
創成館、4強進出逃す

【智弁和歌山-創成館】創成館は十回、犠飛で三走の野口が生還=甲子園球場(門井聡撮影) 【智弁和歌山-創成館】創成館は十回、犠飛で三走の野口が生還=甲子園球場(門井聡撮影)

 第90回選抜高校野球大会10日目の1日、創成館(長崎)は第2試合で智弁和歌山(和歌山)と対戦した。最大5点差を守りきれず、土壇場の九回に追いつかれ、延長十回に逆転負け。ベスト4進出はならなかった。

 ◎…「相手は強いが、接戦に持ち込めば勝てる」。応援団を率いる平山将太郎団長(17)は試合前に自信をのぞかせる。

 一回、幸先良く3点を先制し、三回には平松が左翼線へ適時二塁打を放ち1点を追加する。だが、智弁和歌山に二、三回にそれぞれソロ本塁打を打たれ、序盤から打撃戦の様相になった。

 ◎…突き放したい創成館は五回、松山の適時打などで2点を入れ、7-2とするがその裏、智弁和歌山打線の猛攻に遭う。1死満塁から押し出しの四球に適時打、さらに犠飛などで4点を返され、たちまち1点差に詰め寄られる。奥田修史校長(46)は「さすが智弁和歌山という攻撃だが、創成館はここから」と気合を入れる。

 ◎…七回、先頭の峯が内野安打で出塁。峯の父、孝征さん(49)は「リードしているが押されているので、何とか頑張ってほしい」と試合展開を見守る。そして2点差を付けて迎えた九回裏。2死満塁のピンチを迎えると、「あと1人」の声援もむなしく2点適時打を浴びて同点とされ、試合は延長戦に入った。

 十回、1死三塁の好機に、鳥飼の犠飛で1点をもぎとり、勝ち越し。その裏、2死一、二塁の場面で応援席には2回目の「あと1人」コールが響く。しかし、相手打者が放った打球は左翼手・野口の頭上を越え、まさかの逆転サヨナラ負け。応援席に悲鳴が上がったが、すぐさま「よく頑張った」「夏また頑張れ」と選手をたたえる声に。アルプス前に整列した選手には惜しみない拍手が送られた。

                   ◇

 稙田龍生・創成館監督「前半のリードを守りきれず、後手後手に回ってしまった。打線が奮起して、得点を重ねられたのはよかった」

 峯圭汰・創成館主将「最後まで何があるか分からないのが野球ということを再認識させられた。夏にリベンジしたい」