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コールセンターで落とし物届け出受理 全国初、愛知県警が設置

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コールセンターで落とし物届け出受理 全国初、愛知県警が設置

愛知県警に設置される「落とし物コールセンター」=29日 愛知県警に設置される「落とし物コールセンター」=29日

 愛知県警は、増加する遺失物の届け出を専門に受け付ける「落とし物コールセンター」を4月2日に設置する。県警によると、同種のコールセンターは全国で初めて。9日から名古屋市内の大規模な2警察署への届け出電話をセンターに転送し、一元的で迅速な受理を可能にする。

 県警によると、県内で平成29年に「物を落とした」という遺失届は約20万件で10年前より1万件以上増加。「落とし物を拾った」という拾得届は108万件と10年前の1・8倍に上った。

 最も多い拾得物は傘だが、フクロウやイグアナなど珍しい“落とし物”も。扱いが最多の中村署への届け出は1日約450件で、遺失物と合わせた受理手続きに署員は忙殺され、署の電話回線がふさがってしまうこともある。

 コールセンターは職員8人態勢。繁華街やターミナル駅を抱える中署、中村署への電話をコールセンターに転送する方法でスタート。いずれは市民が直接、センターに電話できる形も検討している。将来は全署への遺失物の届け出をコールセンターで一元的に処理する構想もある。

 効率化によって署の負担を軽減できれば、余力を他の業務に振り向けることができ「警察のサービス向上につながる」(県警幹部)とみている。