産経ニュース

地域まるごと醤油博物館 和歌山・湯浅でオープニングセレモニー

地方 地方

記事詳細

更新


地域まるごと醤油博物館 和歌山・湯浅でオープニングセレモニー

 ■PRラッピングバスもお披露目

 醤油発祥の地として知られる湯浅町に、古い町家や商家を改修して地域全体を博物館に見立てた「湯浅まちごと醤油博物館」が完成した。海と山の幸とともに醤油を味わえるなどの観光体験が充実。オープニングセレモニーが29日、同町湯浅の北の町老人憩の家で開かれた。

 昨年4月に「『最初の一滴』醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」として日本遺産に認定された同町。世界に誇る「和食」と「漫画」の観点から町の魅力発信を図る。

 「重要伝統的建造物群保存地区」を中心に醤油醸造家の蔵などをめぐり、ミシュランガイドの三つ星を獲得している料理店の松尾慎太郎氏監修の醤油を使った季節の御膳料理が試食できるほか、醤油の仕込み蔵、歴史資料館などを見学できる。白壁の土蔵が並ぶ通りや醤油の香りが漂う道を歩きながら、五感を使って観光体験が楽しめるという。

 オープニングセレモニーでは、運営する中紀バスの高垣太郎社長が「今日がスタート。国内外の観光客に来てもらえるように、みんなの手で立派に育てていけたら」とあいさつ。出席者らは町家を活用した近くの観光案内所で「菜の花と蛤(はまぐり) 山椒オイル風味の生醤油ジュレ 花穂紫蘇(はなほじそ)」を試食した。

 また、町と一般社団法人「マンガジャパン」などが連携して完成した同館をPRするラッピングバスもお披露目。里中満智子さんら同法人に所属する漫画家約40人が描いたキャラクターや醤油、ミカンなどが車両に施されている。中国などからの団体観光客の移動に使われるほか、将来的には路線バスでの活用も目指すという。

 7品を味わえる御膳料理は4月6日から。試食体験の予約をインターネットで受け付けている。