産経ニュース

「かわいい」海の人気者 宮城・山形

地方 地方

記事詳細

更新


「かわいい」海の人気者 宮城・山形

 宮城、山形両県の水族館でこの春、新たに仲間入りして展示が始まった生き物が人気を集めている。衰弱しているところを保護されたスナメリと、誕生したばかりのゴマフアザラシで、ともにまだ幼く、その愛らしい姿が来館者を和ませている。

                   ◇

 ◆保護スナメリお披露目

 ◆恥ずかしがり屋? 仙台うみの杜水族館

 仙台市宮城野区の「仙台うみの杜水族館」で、保護されていたスナメリの展示が始まった。同館によると、県内でスナメリが展示されるのは20年ぶりで、同館では初めて。東北でもここでしか見られないという。スナメリ目当ての家族連れなどで、同館はにぎわっている。

 26日から展示が始まったのは、体長約117センチ、体重約26キロの雄のスナメリで、名前はまだつけられていない。大きさなどから1歳未満とみられ、人間なら幼児ぐらいだという。

 東松島沖の定置網に迷い込んでいるところを昨年10月に保護された。背中にすり傷があり、衰弱していたが、回復したため展示されることになった。時折、水面から顔を出して水を吹き出すなど、一人遊びする姿も見られたという。

 まだ幼いことや、単独での生存が難しいと考えられることから、学術的研究目的での飼育を水産庁に認められたという。スナメリは小型のクジラやイルカなどの仲間で、日本沿岸域や中国の東海岸などに生息している。成体は150~200センチ、40~70キロ程度まで大きくなる。宮城沖は生息域の北限という。

 スナメリが公開されると聞いてやってきた同市泉区の新小学1年、田中美礼さん(6)は「かわいい。ずっと水槽の隅っこにいるので恥ずかしがり屋かもしれない。早く友達ができるといいな」と話していた。

                   ◇

 ◆ゴマフアザラシ誕生

 ◆名前はまだない 鶴岡市立加茂水族館

 「鶴岡市立加茂水族館」で、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生し、来館者の視線を浴びている。

 飼育担当者が21日午前7時過ぎ、アザラシプールの岩場で母親のゆき(7歳)の近くで赤ちゃんが生まれているのを見つけた。体長約67センチ、体重約9キロで、母親に乳をねだり、旺盛な食欲をみせていた。体重もこれまでに14キロほどに増えて、すでに泳ぎ始めているという。

 雄か雌かの判別はまだついていない。生後3、4週間たつと、産毛が抜けて、斑点が出てきた後に判明するという。

 同館では「とてもかわいいです。産毛のあるゴマフアザラシは、今しか見ることができません」と、早めの見学を呼びかけている。雄か雌か、性別が分かってから、赤ちゃんの名前を公募することにしている。