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JAと県民生協が連携 福井市内に食品加工施設完成 4月中旬本格稼働へ

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JAと県民生協が連携 福井市内に食品加工施設完成 4月中旬本格稼働へ

 JA県経済連が福井市高木中央で建設を進めていた食品加工施設が完成した。県民生活協同組合と連携し、4月中旬に本格稼働する予定だ。最新鋭の炊飯施設や、県産野菜を使う弁当・総菜加工施設などを備えた。農業の6次産業化を進め、県産農産物の消費や農業者の所得向上を目指す。

 2階建てで延べ約3700平方メートル。加工用キャベツ中心の野菜集出荷貯蔵▽炊飯▽弁当・総菜製造の3つのエリアに分かれている。総工費は約18億5千万円で、国や県の補助制度を活用した。これまで分散していた施設を1つにまとめ、生産効率を高める。

 炊飯施設に導入する炊飯器はかまど炊きを再現し、炊く、蒸らすなどの全工程を1台でこなせる最新鋭機で、1時間で精米420キロを処理できる。ふっくらで柔らかいおにぎりができる成形包装機、巻きずしやいなりずしの加工機、すしのシャリ玉量産機も導入した。平成29年度で546トンの県産米使用量を、32年度は770トンへ増やす計画だ。

 弁当・総菜製造施設は生協の関連会社が運営。加工した食品は量販店などにも出荷する。

 また、野菜集出荷貯蔵エリアは、集約した加工用キャベツを県外の加工業者にも安定的に出荷する。

 コメの消費動向が変化し、県内の農業者は稲作から園芸作物への転換を進めている。県経済連は「農産物の消費や販路の拡大で、農業者の所得を増やしたい」としている。