産経ニュース

「幕末明治福井150年博」開幕 先人の功績、各地で紹介 企画展や山里口御門完成式典

地方 地方

記事詳細

更新


「幕末明治福井150年博」開幕 先人の功績、各地で紹介 企画展や山里口御門完成式典

 今年は明治維新から150年の節目を迎え「幕末明治福井150年博」が24日開幕する。初日は福井城址(じょうし)西側に整備していた山里口御門完成式典と合わせて150年博のオープニングセレモニーが開かれ、県立博物館(福井市大宮)や福井市立郷土歴史博物館(同市宝永)、一部の市の文化施設で福井の先人の功績や当時の暮らしなどを紹介する企画展が始まる。

 150年博は県や各市町、経済、観光などの各団体で組織する実行委員会主催。11月30日までの期間中、県と県内17市町の35の文化施設で49の企画展などが催される。

 山里口御門の完成式典とあわせた150年博のオープニングセレモニーは福井市大手の福井城址などで開催。順化小児童ら約10人が日本近代美術の礎を築いた思想家、岡倉天心を取り上げ「天心に捧げる詞」と題してパネルを使って業績などを紹介。藤島高弦楽部の演奏が行われる。式典には西川一誠知事らが出席。渡り初めや山里口御門櫓内の内覧、一般公開が行われる。

 県立博物館の企画展「御用写真師が撮らえた明治人」(5月20日まで)では、明治天皇の御真影(ごしんえい)を撮影した御用写真師として知られる福井出身の丸木利陽が写した肖像写真約130点を紹介する。明治期に東京で写真館を開業した写真師で、福沢諭吉や伊藤博文ら明治を代表する人物の写真を見ることができる。

 福井市立郷土歴史博物館の特別展「江戸・京・大坂と城下町福井」(5月6日まで)では、城下町福井をはじめ、江戸、京、大坂を描いた屏風や絵図、浮世絵などを展示。江戸時代の都市の魅力を紹介する。

 このほか、県立図書館で「幕末福井藩の忍者」(4月24日まで)、鯖江市まなべの館(同市)で「間部詮勝と幕末維新の軌跡」(31日~11月30日)、藤野厳九郎記念館(あわら市)で「日中友好の象徴 藤野厳九郎」(24日~11月30日)なども開かれる。

 西川一誠知事は「近代日本の礎を築いた郷土の先人の功績や生き方を学び、若い人たちへ語りつなぎ、ふるさと福井の誇りと自信を高めるとともに、国体・障スポで多くの人たちに福井の歴史を発信する機会にしていく」と話している。

 展示やイベントの情報は県の150博ホームページ(http://fukui150.jp/)で。