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探検家・西堀氏の思い感じて 東近江の博物館に自宅居間再現 

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探検家・西堀氏の思い感じて 東近江の博物館に自宅居間再現 

 探検家の西堀栄三郎氏にまつわる資料を展示する博物館「西堀栄三郎記念探検の殿堂」(東近江市横溝町)は21日、西堀氏が実際に使用した暖炉などの家具を使い、東京の邸宅の自宅居間を再現した展示室を新たに作り、公開を始めた。

 西堀氏は明治36年生まれで、第1次南極地域観測隊の越冬隊長を務めた探検家。博物館は西堀氏の両親が同市出身でゆかりがあり、平成6年に開業した。

 西堀氏は元年に死去。東京の邸宅が25年に解体が決まり、親族の意向で、暖炉や実験器具など100点以上が博物館に寄贈されることになった。約1千万円で、60平方メートルの展示室をリニューアルし、邸宅の居間を再現した。子供らが工作や実験などに使う場所にするという。

 記念式典に駆けつけた西堀氏の長男、岳夫さん(87)=横浜市=は「わが家の雰囲気がそのままで驚いた。未知の世界に挑戦する父の思いが多くの子供らに伝わればうれしい」と話した。

 この日は、南極の昭和基地とのリアルタイムの映像交信も実施。第59次南極地域観測越冬隊の木津暢彦(のぶひこ)隊長らと、地元の小中学生ら9人が質疑応答を行った。

 小学1年の谷沢あかりさん(7)は「実際の話を聞いてわくわくした。南極に行ってオーロラを見たい」と話した。

 入館料は大人300円、小中学生150円。休館日は月曜、祝日の翌日。問い合わせは同館(電)0749・45・0011。