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世界かんがい施設遺産「小田井用水路」300年の歴史学ぶ 和歌山

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世界かんがい施設遺産「小田井用水路」300年の歴史学ぶ 和歌山

 「世界かんがい施設遺産」に登録された「小田井(おだい)用水路」(橋本市から岩出市まで3市1町、約30キロ)について学ぶ研修会が、紀の川市や橋本市で開かれた。

 小田井用水路は、江戸時代の測量機器「水盛台」を使った測量に基づいて建設。現在の橋本市学文路(かむろ)出身の土木技術者、大畑才蔵が水盛台を考案し、紀北筋の農地を潤した。

 研修会は、那賀振興まちづくり連絡会議(事務局、県那賀振興局)の主催。参加者約20人は水盛台の仕組みを学び、測量を体験したほか、農業用の取水施設や国登録有形文化財のレンガ造りのアーチ型水路橋「龍之渡井(たつのとい)」(紀の川市~かつらぎ町)を見学するなどした。

 座長を務めた仁藤伸昌・近畿大学生物理工学部地域交流センター長は「300年も前に大規模工事をやりとげたことに感激し、誇りに思った」と話していた。