産経ニュース

津西高生が地元商店街を実地調査し買い物マップ作成 割引サービスも掲載

地方 地方

記事詳細

更新


津西高生が地元商店街を実地調査し買い物マップ作成 割引サービスも掲載

 地元で買い物を楽しんで-。県立津西高の生徒が津市の「津新町通り商店街」を紹介するマップを作成し20日、前葉泰幸市長に紹介した。活性化に何が必要かを考えるために現場を歩き、商店主らから話も聞いて作成。交渉の末に引き出した割引サービスも掲載した。5千部を市の施設や市内の高校で配布する。

 地図を作ったのは同校1年の5人。「高校生が行きたくなる商店街や中心市街地」をテーマに昨年10月から検討を重ね、実際に商店街に出向いて調査、検討するフィールドワークも行った。その結果、予算や規則の制約が少なく、情報発信しやすいSNS(交流サイト)と連携できるマップ作りにたどり着いたという。

 マップには22のQRコードを掲載。スマートフォンで読み込むと、バスや鉄道の時刻表のほか、各店のフェイスブックが表示されるようにした。一方で「美容院でカットした学生はカラオケ1時間無料」といったサービスも提案し、実際に取り入れられた。

 メンバーの高橋大也さん(16)は「思ったよりもいいマップに仕上がった」と満足げ。岩崎拓さん(16)は、マップ作成を通じて「商店街の魅力は、ショッピングモールなどと違って地域の人たちとコミュニケーションが取れること」だと気付いたという。

 前葉市長はマップを手に「人と会って話を聴いて、自分だけでなく世の中のためになることを探し出していく、という社会人の第一歩にもなった」と評価。マップ作りに協力した同商店街振興組合の森勝理事長は「自分たち以外の視点で商店街の姿を考えることができた」と話していた。