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阿蘇地域の復興に貢献へ 東海大農学部、3拠点に 益城町で新たに用地整備

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阿蘇地域の復興に貢献へ 東海大農学部、3拠点に 益城町で新たに用地整備

農学部の拠点について記者会見する東海大の山田清志学長 農学部の拠点について記者会見する東海大の山田清志学長

 東海大は19日、平成28年4月の熊本地震で被災した熊本県南阿蘇村の農学部キャンパスに関し、地震後に授業を行ってきた同村と熊本市東区に加え、熊本空港近くの同大宇宙情報センター(同県益城町)の用地を新たに整備し、3カ所を拠点としていく基本方針を発表した。益城町での32年までの授業開始を目指すとしている。

 南阿蘇村のキャンパスは、地割れや、建物の床や壁に亀裂が入る被害を受けた。農学部の学生約1千人は熊本市東区の熊本キャンパスで授業を受けながら、一部実習を南阿蘇村で続けているが、十分な施設が確保できていないという。

 今後、熊本キャンパスで基礎教育科目を、家畜の飼育や専門的な講義は約9ヘクタールの用地を確保した益城町で実施する。阿蘇山の環境が必要な放牧や高地農業といった実習は、南阿蘇村で引き続き行う。

 山田清志学長は19日、熊本キャンパスで会見し「南阿蘇村は敷地内に断層があり、完全な再建は難しいと判断したが、実習の拠点施設を建設する。大学全体で、阿蘇地域の復興にも貢献したい」と話した。