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奄美大島の国天然記念物「オオトラツグミ」、例年並みの個体数

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奄美大島の国天然記念物「オオトラツグミ」、例年並みの個体数

 鹿児島県の奄美大島だけに生息する国指定天然記念物で絶滅危惧種の野鳥「オオトラツグミ」の現地調査が18日、島中央部を走る林道で行われ、ほぼ例年並みの個体数が確認された。近年は300羽前後で推移、最終的な個体数は4月上旬ごろ判明予定という。

 調査には島外からの大学生など150人余りが参加。2、3人一組で往復4キロを歩きながら、鳴き声が聞こえてきた方向や時間などを記録していった。参加した神奈川県の土師秀夫さん(67)は「思ったより大きな鳴き声で、きれいだった。これからも調査を継続してほしい」と話した。

 オオトラツグミは平成14年までは数十羽だったが、森林環境の改善などで増加傾向にある。平成6年から調査を実施している奄美野鳥の会の高美喜男副会長は「正確なデータの把握を継続することで、保護に役立てたい」と話した。