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信徒発見の日、ミサ厳かに 世界遺産候補の大浦天主堂

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信徒発見の日、ミサ厳かに 世界遺産候補の大浦天主堂

 今夏の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、国宝の大浦天主堂(長崎市)で、禁教が続く幕末期に信者がひそかな信仰を神父へ告白した「信徒発見」から153年に合わせたミサが、厳かに行われた。

 ミサには200人以上の信徒が集まり、ろうそくの灯が揺らめく中、聖歌を合唱。信仰を守った潜伏キリシタンに祈りをささげた。

 大浦天主堂は1864年に完成し、翌年、浦上地区の十数人が潜伏キリシタンであることを明らかにした。約250年間にわたる弾圧に耐え信仰を受け継いだ。

 ミサを開いたカトリック長崎大司教区は、登録審査を前に、天主堂の敷地内にある国の重要文化財「旧羅典神学校」などを改修。禁教下で信仰対象となったマリア観音像などを展示し、独特の宗教史を発信する「キリシタン博物館」を4月1日にオープンさせる。