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年に一度の立体涅槃群像公開 和歌山・了法寺で涅槃会

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年に一度の立体涅槃群像公開 和歌山・了法寺で涅槃会

 釈迦の入滅をしのぶ「涅槃(ねはん)会」が15日、和歌山市坂田の了法寺で営まれ、小林慈享(じきょう)住職らによる読経や法話などが行われた。また、この日のみ公開された希少な群像「立体涅槃群像」を一目見ようと、大勢の参拝客が詰めかけた。

 同寺は「坂田のお釈迦さん」として地元の住民に親しまれてきた。立体涅槃群像は、入滅する釈迦や弟子、鳥や蛇などの動物の像も並ぶ全国的にも希少な群像。同寺では1年に1度、涅槃会の日にだけ、像が安置された釈迦堂を開帳している。

 この日は、境内に雑貨販売や飲食などの露店が並び、立体涅槃群像を描いた限定の御朱印も発行され、大勢の参拝客らでにぎわった。小林住職らが、釈迦堂で1年の平穏を祈って般若心経を読経。小林住職は「親や先祖へ、感謝の気持ちを持っていただければ」。近くの主婦、川口節子さん(62)は「読経を聞くととても落ち着きます。こんな身近に珍しい仏像があるのはうれしいですね」と話した。