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大槌町旧役場庁舎解体へ 平野町長「準備、手続き粛々と」 岩手

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大槌町旧役場庁舎解体へ 平野町長「準備、手続き粛々と」 岩手

 大槌町の平野公三町長は15日、報道陣の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

                    ◇ 

 --採決は半数で割れた。結果については

 「申し上げることはない。解体に向けた準備、手続きを粛々と進める」

 --解体スケジュールは

 「事務手続きはこれから。予算執行については4月以降」

 --解体理由は「見ることがつらい人に寄り添う」。歴史として、見たくないものも見なければならないのではないか

 「さまざまな意見があることは承知している。震災伝承には取り組む。これで終わりにはならない」

 --見たくないものは、なくしていいのか

 「そういった声に寄り添ったという形になる」

 --役場で大勢が亡くなった。当時起きたことへの説明不足では

 「昨年10月と11月、遺族にお会いし、震災の検証についても話した。旧庁舎解体とは別にさまざまな形で遺族に寄り添えると思う」

 --伝承事業、防災教育は今後具体的にどうするか

 「伝承は『鎮魂の森』に集約する。防災教育では、役場職員についても防災訓練などで伝える、備える、学ぶことをしっかりやっていきたい」

 --町外からも保存を求める意見がある

 「ファクス、手紙などで大槌町に対する思いを感じた。受け止めながらも、見るに堪えないという人に寄り添った」

 --解体後の跡地利用、慰霊碑設置については

 「慰霊碑設置は考えていない。庁舎があったことを伝える表示をしたい」