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「群馬を体感」、食PRに重点 「ぐんまちゃん家」移転オープン着々

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「群馬を体感」、食PRに重点 「ぐんまちゃん家」移転オープン着々

 県は、ぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家」の移転オープンに向けた準備を着々と進めている。21日に営業を終了する現店舗(東京都中央区銀座5丁目)では閉店セールが行われ、売り上げが好調。5月中旬にオープンする新店舗(銀座7丁目)は厨房(ちゅうぼう)機能を備え、課題とされる「食」のPRのため飲食店も構える。国内外の観光客でにぎわう歌舞伎座の向かいという好立地にある現店舗と立地条件が様変わりする上、費用対効果を疑問視する声もある中、真価を発揮できるか注目される。 

 県は平成30年度当初予算案に関連費用として1億4495万円を計上した。

 「群馬ファンは着実に拡大している」

 2月23日の県議会代表質問。井田泉県議(自民党)の質問に答えた津久井治男総務部長は自信を込めて、ぐんまちゃん家の実績をアピールした。

 説明によると、ぐんまちゃん家は20年7月のオープン以降、今年1月末までの9年半で約383万人が来店。25年度以降は毎年1億5千万円以上を売り上げている。宣伝効果も毎年14億円で推移し、28年には客全体のうちリピーター客の割合が6割に達しているという。

 現店舗では今月21日の営業終了へ向け、1日から店内商品(一部を除く)を2割引とする閉店セールを行っている。

 県によると、2月の来店者数は前年同期比で若干減少したものの、今月はセール効果で増加に転じた。金曜日の2日の売り上げは前月2日の6倍以上となる計133万7545円。28年度の1日当たりの売り上げの平均44万7千円の3倍以上に達した。

 5月中旬にオープンする新店舗は大型商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」の近く。物産販売、飲食提供業務の具体的な取り組みについては、公募で選定される企業に委ねるが、厨房機能を備えるのが大きな強みだ。「群馬を体感」をコンセプトとし、課題として浮上していた食のPRに重点を置いて飲食店を構えるほか、だるまやこけしの絵付けなど体験型イベントなども開催する。

 県のマスコットキャラクター、ぐんまちゃんの全国的な人気の高さは相変わらずだが、新店舗の成否は、群馬そのものの魅力でリピーター客をいかに増やせるかがカギとなりそうだ。