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加曽利貝塚から新出土の耳飾りなど展示 17日に調査発表会

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加曽利貝塚から新出土の耳飾りなど展示 17日に調査発表会

 貝塚としては全国で初めて国の特別史跡となった加曽利貝塚(千葉市若葉区)をめぐり、45年ぶりに本格的に行った昨年の発掘調査結果について、市は17日に発表会を行う。新たに出土した耳飾りや土器、住居跡の関連資料なども展示する。

 加曽利貝塚では昨年、昭和47年以来となる本格的な調査を実施。馬蹄(ばてい)形をした南貝塚の北東端に位置し、現在の加曽利貝塚博物館に近いエリア25メートル四方を掘り返した。その結果、縄文時代晩期(3300~2800年前)の竪穴住居跡のほか、土器や耳飾りなどの装飾品、人骨も新たに見つかった。

 市教委埋蔵文化財調査センターの西野雅人所長は「保存状態が極めて良好で、調査を継続して全体像が見えてくる」と、来年度以降の調査に期待を膨らませている。

 発表会では、同センターの松田光太郎・主任主事が、加曽利貝塚の今回の発掘で明らかになったことを発表し、今後の調査で期待されることや課題などについて説明する。

 会場の千葉市民会館(中央区)では、出土品や関連資料を展示し、学芸員が常駐して質問に対応する。また、餅ケ崎遺跡(若葉区源町)など市内の他の遺跡での発掘調査結果についても発表がある。

 西野所長は「千葉は遺跡の宝庫で、都市アイデンティティー醸成へ生涯教育などに生かしていきたい」と話している。

 発表会は17日午前10時半~午後4時半。事前申し込み不要で参加費無料。2部構成で加曽利貝塚に関する発表は第2部。問い合わせは同センター(電)043・266・5433。

 加曽利貝塚博物館では5月27日まで、耳飾りなどの出土品を展示する発掘速報展を開催している(17日の遺跡発表会当日を除く)。