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豊岡出身のKEiKO*萬桂さんがプラハで描いた-「魂の舞書」公開 盛重寺

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豊岡出身のKEiKO*萬桂さんがプラハで描いた-「魂の舞書」公開 盛重寺

国内初公開の「渡海浄土」とKEiKO*萬桂さん=豊岡市森尾 国内初公開の「渡海浄土」とKEiKO*萬桂さん=豊岡市森尾

 豊岡市出身の美術作家、KEiKO*萬桂(ばんけい)さんが昨年秋、東欧チェコで描いた大作「渡海浄土」が17日から、同市森尾の盛重寺で展示される。「舞書」と呼ばれる独特の技法で金屏風(びょうぶ)に描いた“魂”の作品で、国内初公開。「何を表現したかは見る人に自由に感じてほしい」と話している。

 萬桂さんは現在、鳥取県岩美町を拠点に創作活動を続けている。「渡海浄土」(縦190センチ、横390センチ)は昨年11月、チェコ・プラハで開かれた「ジャパンウイーク」で制作。舞うように絵筆を動かしながら、墨やアクリル絵の具などで金屏風上に描く「舞書」を披露し、現地の人たちを魅了したという。

 作品は、整然とならぶ同県琴浦町の墓石群に「心揺さぶられた」のがきっかけで、構想に半年以上かけた。プラハと山陰の「空気が似ていた」ことにも刺激され、「無になって全てのエネルギーをぶつけ、一気に描き上げた」と語る。

 このほか、舞書の別作品や具象、抽象画など計約50点を展示。具象画は舞書とは全く違い、子供の頃の思い出を描いたかわいらしい作品などに出合える。県立豊岡高校出身の萬桂さんは「山陰に育ったからこそ描ける作品。地元の方々に見てほしい」としている。

 21日まで、無料。17日午後1時半から、隣接の森尾地区公民館で、ギャラリートークが行われる。問い合わせは盛重寺(電)0796・27・0055。