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黄門まつり、来年リニューアル 集客増へアイデア募集 水戸市長「勇壮さを」

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黄門まつり、来年リニューアル 集客増へアイデア募集 水戸市長「勇壮さを」

 水戸市の夏の風物詩となっている「水戸黄門まつり」が、平成31年の市制施行130周年にあわせてリニューアルされる。水戸黄門まつり実行委員会は、「地域」の祭りとして地元に親しまれる祭典を、市外、県外からも人を呼び込める「観光型」の祭りに進化させようと、市民からアイデアを募集している。

 「芸能人に頼ってしまっている」

 水戸市の高橋靖市長は昨年10月の記者会見で、水戸黄門まつりの集客力が「タレント頼み」になっていると認めた。同時に、「『水戸黄門まつり』というからには、黄門さまを柱に、歴史に裏付けされた勇壮さが必要だ」とも付け加え、現状を打破したい考えを強くにじませた。

 昭和36年に始まった水戸黄門まつりは毎年8月上旬の3日間、千波湖の花火大会や、黄門さま一行に変装した市民らによる「水戸黄門パレード」など多彩なイベントが行われる。パレードには例年、旬の芸能人たちがゲストに招かれ、注目を集めている。

 市民たちには夏の恒例行事として定着しているが、近年の来場者数は横ばいだ。そのため実行委は、集客力アップに向けて、てこ入れを図りたい考えだ。

 来場者は、水戸黄門まつりに「水戸黄門パレード」が加わった平成15年の約93万5千人から大きな変動はなく、28年は約93万3千人だった。茨城が舞台となったNHK連続テレビ小説「ひよっこ」に出演した俳優の沢村一樹さんがゲストで登場した29年は、沢村さんの人気も後押しし、約96万6千人に達した。

 実行委はさらに集客力を高めるには、タレント頼みを脱し、祭典の変革が必要と判断。昨年11月にリニューアル検討部会を設置し、募集したアイデアをもとに議論を進め、今年秋頃には具体案を固めたいとしている。実行委事務局は「残すべき歴史や伝統は残すが、とにかく自由にアイデアを出してほしい」と呼びかけている。

 アイデア募集は4月20日まで。まつりの満足度や、現在の内容の評価などの意向調査も兼ねている。水戸観光コンベンション協会のホームページから応募するか、同協会(水戸市三の丸)や市観光課(同)などで入手できる応募用紙を同協会へ郵送またはFAXする。(上村茉由)