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中津名産のカキ、今季も無事に出荷

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中津名産のカキ、今季も無事に出荷

 昨年7月の九州北部の豪雨による流木や土砂で養殖場が被災した大分県中津市で、地場のブランドカキ「ひがた美人」の出荷が続いている。迅速な復旧作業が奏功して、今年5月までのシーズンに過去最多の24万個を出荷する見込み。関係者は「豪雨に負けず大粒に育った海の幸を、多くの人に堪能してほしい」と語った。

 ひがた美人は中津市の干潟が産地で、強い甘みが特長。平成26年に出荷が始まった。豪雨では、養殖場の半分が土砂や流木で埋もれ、沖合側に据えられた養殖中のカキも危機にさらされた。

 「地元に根ざし始めたブランドを絶やさない」。漁業者や漁協関係者は被災直後から復旧作業に取り組んだ。昨年12月からの出荷にこぎ着けた。

 一方、豪雨や秋にかけての台風の際に、山から流れ込んだ土の養分が干潟付近に大量のプランクトン発生をもたらしたとみられ、カキは例年よりも大きく育ったという。大分県漁協中津支店の職員は「大粒で最高の出来」と太鼓判を押す。

 ひがた美人は首都圏のカキ専門店や、香港など海外にも出荷されている。