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岡山・旧建部町で30年前のタイムカプセル開封 祭りビデオなど結びつき再認識

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岡山・旧建部町で30年前のタイムカプセル開封 祭りビデオなど結びつき再認識

 岡山市北区の旧建部町で、30年前に埋めたタイムカプセル「たけべのこだま」が掘り起こされ、記念の開封式典がこのほど開かれた。取り出された中身の一部は、地元の建部町公民館で18日まで展示されている。

 カプセルは直径1・25メートルで、昭和63年の建部町制施行20周年を記念して町役場(現在の市建部支所)の前庭に埋設。「未来の自分へのメッセージ」などと地元から募った手紙など、開封年度の西暦にあわせて2017点を詰めた。

 建部町文化センターでの開封式典には約400人が集まり、大森雅夫市長の立ち会いでカプセルをオープン。埋めた63年といえば、瀬戸大橋開通、新・岡山空港開港と県政史上でも大きな節目で、その波及効果で建部町のさらなる発展が期待できる-との内容の、御船剛吉郎町長(当時)のメッセージが真っ先に読み上げられた。続いて行事を収録したビデオテープや新聞、消防団の法被、帽子なども出てきた。

 この行事は地元若者グループ「たけべおこしプロジェクト」が企画。代表の平田慎一さん(38)は、現在は理髪店を営むが「当時は小学2年で、幼稚園の先生になると書き残していました」と照れ笑いした。

 建部地区は市最北部で、町時代は温泉や釣り、大手資本のレジャー園など観光面でPR。平成19年、岡山市に編入合併した。

 平田さんは「合併後は独自色が薄れた感はあるが、住民同士の強い結びつきなどが祭りのビデオなどで再認識でき、地域力による今後の可能性が感じられた」と話していた。

 現在、建部町公民館では中身の中から、当時の町政を紹介した広報紙、写真など約60点を公開している。