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福岡空港の検疫に探知犬「次郎号」が19日新加入 3匹態勢で水際防疫を強化

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福岡空港の検疫に探知犬「次郎号」が19日新加入 3匹態勢で水際防疫を強化

福岡空港の検疫探知犬に加わる「次郎号」 福岡空港の検疫探知犬に加わる「次郎号」

 福岡空港(福岡市博多区)で19日、検疫検査が必要な肉製品や果物をかぎ分ける探知犬に、ビーグル犬「次郎号」(雄、1歳)が新たに加わる。同空港の探知犬は3匹態勢となる。訪日旅行客の増加で、病原菌や害虫の持ち込みのリスクが高まる中、水際での防疫態勢を強化する。(村上智博)

 空港や港などでは、有害な病害虫や伝染病の原因となる細菌・ウイルスが、海外から持ち込まれないよう、肉や植物などを検査している。

 検疫探知犬は、手荷物などに検査の対象品が含まれていないか、においで調べる。農林水産省動物検疫所(横浜市)によると現在、成田や羽田など7カ所の空港と、海外からの小包などが多い川崎東郵便局(川崎市)で計26匹が活動している。

 福岡空港では平成25年4月から、ビーグル犬のタンク号(雄、6歳半)とアリーシャ号(雌、同)が、国際線ターミナルの入国検査場にいる。2匹は28年中に、1044件の持ち込み禁止品を発見した。

 日本は官民を挙げて、訪日旅行者の誘致を進める。ただ、口蹄(こうてい)疫や鳥インフルエンザのウイルスや、害虫のミバエなどが日本に入って蔓延(まんえん)すれば、畜産業や農業に大打撃となる。

 このリスクを前提に、農水省は防疫強化に力を注ぐ。

 福岡空港で3匹目の探知犬となる「次郎号」は、大阪の民間訓練所で、専門的な訓練を受けた。

 農水省動物検疫所福岡空港出張所の三上稚夫所長は「次郎号の加入で、探知にかける時間や対応できる便も増える」と語った。同時期に中部国際空港でも、探知犬を1匹増やす。