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国有形文化財に群馬県内から新島学園短大研究棟など3件答申

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国有形文化財に群馬県内から新島学園短大研究棟など3件答申

 国の文化審議会(馬渕明子会長)は、高崎市昭和町の新島学園短期大学研究棟など県内の建造物3件について、国の登録有形文化財に登録するよう文部科学相に答申した。

 新島学園短大の研究棟は、昭和31年、高崎市立女子高校(現・高崎経済大付属高校)の校舎として建てられ、県内唯一の現存する円形校舎。円形建築で知られる坂本鹿名夫が設計した。

 円形校舎は昭和30~40年ごろにかけ、戦後の教室不足とベビーブームを背景として全国的に建てられた。机の大量配置が難しいことなどから、徐々に新築されなくなったが、高崎市教委は「新島学園短大のシンボルとして親しまれている」とした。

 そのほか、県内で答申されたのは、旧赤城山鋼索鉄道赤城山頂駅の駅舎とプラットホーム(桐生市黒保根町)、旧狩宿茶屋本陣(長野原町)-の2件。

 赤城山頂駅は、東武鉄道が赤城の観光のため開発したケーブルカーの終着駅で、現在は食事場所になっている。プラットホームは、地形に合わせて急勾配の階段状。旧狩宿茶屋本陣は、江戸時代に休息所として建てられた県内屈指の大規模町屋で、明治18年には、北白川宮能久(よしひさ)親王が宿泊したという。

 登録されれば、県内の登録有形文化財(建造物)は338件となる。