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狭窄症手術の体験記出版 津山の柴田さん執筆「同じ悩み持つ人の選択肢に」

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狭窄症手術の体験記出版 津山の柴田さん執筆「同じ悩み持つ人の選択肢に」

 長年、頸椎(けいつい)・腰椎狭窄症の痛みに苦しんだ津山市平福の主婦、柴田美智子さん(70)が、手術を決断し、快適な日常を取り戻した体験記「首と腰の狭窄症手術体験記」を出版した。昨年11月の出版以降、「勇気づけられた」などの感想が多数寄せられているといい、柴田さんは「同じ苦しみに悩む人の背中を押したい」と話している。

 柴田さんは約10年前に狭窄症を発症。そけい部の痛みから、手のしびれ、首の痛みへと広がり、つえなしでは歩行も困難なほどに悪化。日常生活にも支障が生じて辛かったが、手術には頼らないと決めていて、歩行訓練など自力での改善の道を目指していた。

 しかし、知人の勧めで参加した健康セミナーが転機に。講師の脳神経外科医から狭窄症について、懇切丁寧な説明を受けて手術の不安が取り除かれ「手術が改善の一番の近道になると決心がついた」という。

 発症約7年後の平成27年3月、67歳で岡山済生会総合病院(岡山市)脳神経外科で手術を受けたが「翌日には歩行もでき、消えた痛みに喜びで胸がいっぱい」と術後の感動を振り返る。また「おしゃれをしたくなり、人と会うことが楽しみになった」と生活も一変。「人生を取り戻した感じ」と目を輝かせている。

 「同じ痛みに苦しむ人に選択肢の一つとして示したい」と術後3カ月から執筆。主治医らの監修で狭窄症や手術のことなどを『わかりやすく』をモットーに約2カ月夢中で書き上げ、手書きの解剖図も入れた。

 柴田さんは「狭窄症は命に別条がないとの思いで、痛みを我慢している人が多い。私の体験を前向きな生活へのきっかけにしてほしい」と期待している。

 東京図書出版、1300円(税別)。全国の書店やネットでも購入できる。