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楠木正成と兵学の師が石像に 河内長野市三日市の「楠公通学路」で除幕式

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楠木正成と兵学の師が石像に 河内長野市三日市の「楠公通学路」で除幕式

 南北朝時代の武将・楠木正成に兵学を教えたと伝わる大江時親(ときちか)と少年期の正成・多聞丸をモデルにした石像が河内長野市三日市町(みっかいちちょう)に完成し10日、現地で除幕式が行われた。

 大江時親は平安時代の歌人、大江匡房(まさふさ)の子孫で安芸毛利氏の祖となった人物。観心寺(同市寺元)で僧・龍覚に師事していた正成に兵学を教えたという。

 童名を多聞丸と名乗った正成は、観心寺から約8キロ離れた時親のもとまで数年間、一日も休むことなく通い続け、その道を地元の人々は「楠公(なんこう)通学路」と呼ぶようになった。

 市は、戦前の日本では国民的英雄だった正成と嫡男・正行(まさつら)父子の価値を再認識してもらうとともに、活性化に結びつけようとNHK大河ドラマ化に向けた活動を進めている。住民らでつくる「三日市小学校区まちづくり協議会」は、こうした機運を高め、地域振興につなげようと2人の像の建立を企画した。

 完成した像は白御影石製で、台座を含めると高さ約2・1メートル、幅約2メートル、奥行き約1・5メートル。大江家に伝わる掛け軸の絵をモデルに作製された。像は正成の「通学路」の中間地点にあたる南海高野線三日市町駅近くに建立された。

 除幕式に出席した大江家現当主で農業の大江禧昭(よしあき)さん(76)=同市加賀田=は「(像ができたのは)非常に光栄な話。この像ができたことを契機に、三日市のまちが繁栄してくれれば」と期待を寄せた。