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ドローンで重さ10キロの荷物 大分県などが山越え配送実験

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ドローンで重さ10キロの荷物 大分県などが山越え配送実験

ドローンを使い運ばれた荷物を受け取る住民 ドローンを使い運ばれた荷物を受け取る住民

 大分県と情報通信業のモバイルクリエイト(大分市)は9日、無人機ドローンで約10キロの日用品を山越え配送する実験を、同県佐伯市宇目で実施した。交通手段のない高齢者をはじめとする「買い物弱者」の支援につなげる狙い。同様の取り組みは各地で行われているが、県によれば、宅配目的としては最も重い荷物を運んだ実験という。

 使用したドローンは、縦横約1・7メートル、高さ約70センチ、重さ約35キロ。米や洗剤といった10キロ分の日用品を持ち上げ、約830メートルの区間を約7分かけて自動飛行。中間地点で着陸し、一部の荷物を降ろした。

 成功を見届けた安東隆副知事は「地域の課題を新しい技術で解決したい。実用化へ大きな一歩だ」と語った。県は過疎地で導入し、運搬コストの削減にもつなげたい考え。

 政府は「未来投資戦略2017」に基づき、年内に山間部でドローン宅配を始め、2020年代には都市部でも本格化させようとしている。