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再稼働に向け玄海原発で訓練 九電、重大事故想定

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再稼働に向け玄海原発で訓練 九電、重大事故想定

 九州電力は8日、3月下旬の再稼働に向けた準備が大詰めを迎えた玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で、全交流電源の喪失や炉心溶融(メルトダウン)といった重大事故を想定した訓練に着手した。九州電力の社員ら約90人が参加した。原子力規制委員会の職員ら14人も立ち会い、10日まで3日間実施する。

 新規制基準の適合性審査を終えた原発に関しては、電力会社が訓練を実施し、国がそれを検査するルールになっている。

 訓練は8日午後2時に開始した。原子炉を冷却する水が流れる配管が壊れ、設備を動かす電源もなくなり、メルトダウンが起きたという想定で、原子炉格納容器の破損を防ぐ作業の手順を確認した。

 原発敷地内の中央制御室では、防護マスクをつけた作業員らが参集。原子炉格納容器の外にある非常用の発電機を遠隔操作で起動させ、必要な電源を確保する作業が報道陣に公開された。

 九電は3号機を23日にも再稼働させる方向で、4月下旬の営業運転再開を目指す。規制委の使用前検査を受けており、すでに原子炉への燃料装填が完了した。