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「まだ手がかりはある」 宮城海保、女川湾で不明者捜索

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「まだ手がかりはある」 宮城海保、女川湾で不明者捜索

 東日本大震災の発生から7年となるのを前に、津波で大きな被害を受けた女川町の女川湾沖合で7日、宮城海上保安部による震災行方不明者の捜索が行われた。家族が祈るようにして見守る中、同部「巡視船くりこま」の潜水士8人が捜索にあたった。

 同湾付近での捜索はこれまでに50回以上実施されてきた。同町では2月9日時点で、253人の行方が分かっていない。この日の捜索は午前と午後で計約1時間。潜水士らは海に向かって黙祷(もくとう)し、献花。水温6度の中、直径20メートルの範囲を捜索した。午前の捜索では水深約20メートル地点で車1台が見つかり、ナンバープレートなどが引き上げられた。

 捜索終了後、同船潜水班の藤田伸樹班長(43)は「まだまだ手がかりはあるということを再認識した。今後も可能な限り捜索したい」と語った。

 震災当時、七十七銀行女川支店の行員だった娘の絵美さん=当時(26)=の行方が分かっていないという成田博美さん(57)は「娘が突然いなくなった現実を受け入れられずにいる。いつ見つかるか分からないことを思うと気が遠くなるような悲しみを感じるが、諦めずに娘を捜していきたい」と話した。