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益城町が区画整理案可決 熊本地震から2年控え前進

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益城町が区画整理案可決 熊本地震から2年控え前進

土地区画整理事業の計画案を可決した熊本県益城町の都市計画審議会 土地区画整理事業の計画案を可決した熊本県益城町の都市計画審議会

 平成28年4月の熊本地震で震度7を2度、観測し、甚大な被害が出た熊本県益城町の都市計画審議会は5日、昨年12月に否決した町中心部で進める土地区画整理事業の計画案を改めて審議し、可決した。熊本地震から4月で丸2年となるのを前に、町再生に向けた動きが前進した。

 災害に強い町づくりを目指し、旧町役場がある木山地区の28・3ヘクタールに宅地や道路、公園などを整備する内容で、総事業費は100億円を超える見通し。

 審議会は昨年12月、「住民の理解は進んでいない」として、反対多数で否決した。県や町は1月15日から地権者約410人を対象に戸別訪問を始めた。事業内容やスケジュールを説明し、アンケートも実施した。

 町区長会長や町議ら8人で構成する審議会の委員のうち、出席した7人から反対は出なかった。事業に不安感があるとして、住民の要望への丁寧な対応を求める付帯意見を盛り込んだ。

 事業は県が町に代わり施行する。県は約半年をめどに国の事業認可を目指す。西村博則町長は「反対の人にも丁寧に説明して寄り添い、スピード感を持って取り組む」と述べた。