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南三陸さんさん商店街オープン1年 餅まきや太鼓などイベント 宮城

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南三陸さんさん商店街オープン1年 餅まきや太鼓などイベント 宮城

 東日本大震災からまもなく7年になるのを前に、津波で甚大な被害を受けた南三陸町の「南三陸さんさん商店街」が常設店舗のオープンから1年を迎えて、記念のイベントが行われた。

 3日に開かれたイベントでは、餅まきや地元有志による太鼓の演奏などが行われた。東京都から訪れた会社員、新田朱里さん(24)は「復興の様子を見に毎年来ている。街は年々きれいになっていて、復旧の速度を実感している。おいしくて楽しい商店街と街のよさを、友達にも伝えていきたい」と話した。

 さんさん商店街は平成24年に仮設店舗でスタート。常設商店街は志津川地区の旧市街地のかさあげされた海抜10メートルの造成地に昨年オープンした。飲食店や写真店など28店舗が並ぶ。

 商店街を運営する南三陸まちづくり未来によると、1年間の来場者は約65万人で、仮設時代の平均を大きく上回る。同社と水産品店「マルセン食品」の三浦洋昭社長(59)は「予想以上のお客さまに来てもらって一安心」と語る。

 一方で、冬場や平日に客入りの減少がみられ、新たな集客方法に知恵を絞る。商店街の看板商品で海鮮をふんだんに使用した「キラキラ丼」に次いで、だしで炊き込んだご飯にタコ・アナゴ・イクラ・サケが乗る「さんこめし」を売り出している。

 三浦社長は、1年を迎えて「新たなステージに立ったのかなと思う。発信力が試される時期」と話した。