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山梨県内13市の予算案出そろう 6市で前年度水準下回る 子育てや教育重点

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山梨県内13市の予算案出そろう 6市で前年度水準下回る 子育てや教育重点

 県内13市の新年度当初予算案が出そろった。人口減による歳入減などで、6市が前年度の水準を下回った。一方、南アルプス、甲斐、中央の3市で過去最高となった。保育所整備や教材費補助など子育てや教育への新規事業を強調する市が目立った。前年度比14・6%の大幅増となった中央市は、給食センター、都市公園、市庁舎の整備など大型の公共事業が重なったためとしている。

 ◆人口減対策

 甲府市は市営住宅に新たに入居する子育て・新婚世代を対象に家賃を補助をする(900万円)。

 都留市は産後うつや新生児虐待を予防するため、出産後の女性に健康診断や相談を実施する(691万円)。

 山梨市では子供の貧困対策補助金など生活困窮者支援(1806万円)を行い、韮崎市も産婦人科の開設経費の一部を助成する(4千万円)。

 ◆外国語・給食

 北杜市は不登校児童・生徒を適応指導する「教育支援センター」を31年度に開設(567万円)。甲斐市では双葉西保育園の建て替え費(1億3762万円)を計上。笛吹市では、小学3年生から本格導入する外国語活動に、県内で初めて英語を話せるボランティアを派遣する(128万円)。

 中央市は、5施設を1つに統合した学校給食センターを整備(14億4414万円)、私立認定こども園の園舎建て替え(3億921万円)を行う。

 甲州市は大学進学による転出抑制と県内就職推進のため鉄道通学定期券購入へ助成金を出す(120万円)。

 ◆インフラ整備

 富士吉田市は東富士五湖道路の「富士吉田南スマートインターチェンジアクセス道路」を整備する(32年度開通予定、2億3347万円)。

 大月市は大月駅周辺の基盤整備(2120万円)、甲斐市は塩崎駅駅前広場などの整備(4億5996万円)を計上。

 上野原市は中央自動車道の談合坂スマートインターターチェンジ整備(1億6428万円)や上野原駅南口の駅前広場整備(1157万円)を進める。甲州市は塩山駅前広場の再整備(3070万円)を行う。

 ◆産業・観光

 甲府市は武田神社前に設ける武田氏館跡ガイダンス施設の展示・整備費(1億5千万円)、富士吉田市は明見湖公園の散策道の基礎調査費など(1191万円)を盛り込んだ。笛吹市は退職者などを指導する「農業塾」を開設する(785万円)。

 ◆安心・安全

 都留市は防災行政無線デジタル化(2億5018万円)や、住民の事故などを防止する国際認証制度登録への取り組み(300万円)を進める。

 南アルプス市は小中学校に防犯カメラを設置する(3361万円)。