産経ニュース

藤原宮大極殿院は南北170メートル 奈良文化財研究所、回廊の北東角を確認

地方 地方

記事詳細

更新


藤原宮大極殿院は南北170メートル 奈良文化財研究所、回廊の北東角を確認

 ■あす現地説明会

 橿原市の藤原宮跡で、宮(きゅう)の中心施設の大極殿(だいごくでん)を囲んだ回廊(かいろう)の北東角が新たに見つかり、奈良文化財研究所が1日発表した。南東角はすでに確認されており、今回の発見で大極殿東面(とうめん)回廊の南北規模は推定通り約170メートルと裏付けられた。

 大極殿は、役所建物が並んでいた朝堂院(ちょうどういん)の北側に位置。天皇が執務し、政治を行った重要な場所で、建物の周囲は門を持つ回廊(複廊(ふくろう))で囲まれていた。

 奈文研は平成21年度に回廊の南東角を発掘。昨年1月には、東面回廊の中心部で東門(幅29メートル)を見つけている。今回の発掘調査では、東門から約65メートル北の地点で、北東角で最も内側にある柱を支えた礎石の据え付け穴などを確認した。

 東門をのぞく3つの門はこれまでの調査で確認済みで、大極殿院の東西規模は約120メートルと判明、南北規模は約170メートルと推定されていた。奈文研は今回の調査結果について「これまでのデータを追認する成果」としている。

 現地説明会は3日午後1時半から。問い合わせは奈文研(電)0744・24・1122。