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自動ドローンが発電所点検 ドコモ、複数飛行で迅速化

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自動ドローンが発電所点検 ドコモ、複数飛行で迅速化

大規模太陽光発電所設備を点検する実証実験で飛行するドローン 大規模太陽光発電所設備を点検する実証実験で飛行するドローン

 NTTドコモは1日、携帯電話の通信ネットワークを利用して複数のドローンを自動飛行させ、大規模太陽光発電所設備を点検する実証実験の様子を報道陣に公開した。作業員が1機を操縦する従来の仕組みと比べ、省力化と作業の迅速化が可能になるという。

 ドコモは今回の実験結果を踏まえ、年内に事業化を図る。同様の技術は、大規模農場での農作物の収穫期に関する判断など多分野での応用が期待できるという。

 実験は地元企業が鹿児島県日置市で運営する太陽光発電所で約10分間行われ、3機のドローンが、事前に設定された経路をそれぞれ飛行した。遠赤外線カメラで太陽光パネルの温度を測定することで、故障など不具合により生じる高温の部分がないかを確かめた。

 データは蓄積され、自動的に解析結果としてまとめられる。ドローン同士が接触しないよう、距離が縮まると端末の画面上で注意喚起する機能もある。

 技術を開発したドコモによると、点検にかかる時間が大幅に短縮できる一方、目視での作業と比べると不具合部分の検出能力も高まるという。ドコモの担当者は「保守管理を担う会社と協業し、関連コストの削減に貢献したい」と話した。