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お水取り練行衆、本行へ参籠宿所入り

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お水取り練行衆、本行へ参籠宿所入り

 東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)(お水取り)で籠(こ)もる練行衆11人は28日、戒壇院に設けられた別火坊(べっかぼう)での前行を終え、二月堂下の参籠(さんろう)宿所に入った。夕方には「大中臣祓(おおなかとみのはらえ)」があり、おはらいを受けた。練行衆は二月堂で3月1日から2週間にわたる本行を勤める。

 練行衆はこの日午後、別火坊を出発し、戒を授ける和上の平岡昇修さんを先頭に宿所前へ。一行は「娑婆古練(しゃばこれん)」と呼ばれる参籠を重ねた僧侶らに一礼し、中に入った。

 「おはらいにござろう、おはらいにござろう」。夕方、かけ声とともに大中臣祓が始まり、松明(たいまつ)が燃え盛る中、密教・神道的作法を行う咒師(しゅし)の鷲尾隆元さんが祓詞(ことば)を黙誦。幣を動かし、練行衆を清めた。

 修二会は十一面観音の前で練行衆が人々に代わって懺悔(さんげ)し、幸せを祈る法会で、今年で1267回目を数える。本行は、「日中」「初夜」「後夜」など1日を6つの時に分けて行を勤める。二月堂に入る練行衆の足もとを照らす荘厳な「お松明」は1日~14日の連夜現れる。