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びわ湖タワーの大観覧車「イーゴス108」、3月5日から守山で写真展

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びわ湖タワーの大観覧車「イーゴス108」、3月5日から守山で写真展

 ■第二の人生、ベトナムで咲く 

 大津市今堅田の琵琶湖岸にあり、平成4年の完成当時、世界一の高さを誇った大観覧車「イーゴス108」の歴史を記録した写真展が来月5日から、JR守山駅前の守山市駅前総合案内所で開かれる。解体前の雄姿、ベトナムの遊園地で始まった「第二の人生」の様子など51点を展示。国内外での活躍を生き生きと伝えている。11日まで。

 作品は、大津市役所真野支所長を務めていた岡本光夫さん(67)=守山市伊勢町=が24年ごろから撮りためた写真。当時岡本さんは支所勤務のかたわら、京都造形大通信教育部の写真コースで学んでおり、イーゴス108が支所近くにあった縁で被写体に選び撮影を始めたという。

 イーゴス108は、レジャー施設「びわ湖タワー」内に建設された。高さ108メートルは当時の世界一。「すごーい」を逆から読んだ「イーゴス」と命名された。湖や比良山系を見渡す約15分間の空中遊覧が人気を呼び、最盛期には1日に約1万3千人を乗せるなど、施設のシンボルとして13年の閉鎖まで親しまれた。

 ただ、多額の解体費用がかかることから、閉鎖後も25年ごろまで残されていた。岡本さんによると、解体前はさびが進むなど老朽化が進んでいたが、技術者がメンテナンスを続けていたこともあり、比較的保存状態はよかったという。

 同年にベトナム・ダナンの遊園地「Asia Park(アジアパーク)」への売却交渉がまとまり、その後解体されて運ばれた。現在は「Sun Wheel(サンホイール)」と名を変えて活躍している。岡本さんは28年2月、現地に渡り、復活した雄姿を記録。写真展開催の準備を続けてきた。

 岡本さんは「イーゴス108はバブル期の一時的な産物ではなく、今も生きている。琵琶湖岸にイーゴス108があったあの時代のいろいろな記憶がよみがえるきっかけになれば」と話している。

 無料。問い合わせは守山市駅前総合案内所(電)077・514・3765。