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奈良博で国宝重文の古写経展示 奈良時代など仏教の広がり紹介

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奈良博で国宝重文の古写経展示 奈良時代など仏教の広がり紹介

 奈良国立博物館(奈良市)で、特集展示「名もなき知識、発願者たち(写経編)」が開かれている。国宝・重文を含む19件を展示し、古写経を通じた仏縁を紹介している。3月14日まで。

 「知識」には仏道を共に歩む朋友という意味があり、奈良時代にはさまざまな知識集団が活動していたという。特集では古写経に注目し、仏教の広がりを伝えている。

 展示品には、奈良時代に「般若経」の教えを解釈した仏典を写した「大智度論(だいちどろん)巻第六十六(既多寺知識経)」がある。巻末にこの写経が播磨国賀茂郡の既多寺で行われたことや、協力した知識の姓名が記録されている。

 西大寺蔵で奈良時代の「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)(百済豊虫願経)」(国宝)は、両親の冥福を祈って書写させたもの。鎌倉時代の「法華経(建治二年東大寺宗性発願経)」(重文)は東大寺僧が殺害された稚児のために発願したという。

 一般520円、大学生260円、高校生以下無料。