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仙台市、中心部の公園に東北の魅力発信拠点を3月開設 各地の物産、冊子PR イベントも

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仙台市、中心部の公園に東北の魅力発信拠点を3月開設 各地の物産、冊子PR イベントも

 仙台市は市役所に隣接している都心の公園、勾当台公園(青葉区)内に来月、東北各地の魅力を発信する拠点施設「LIVE+RALLY PARK.」(ライブラリーパーク)を開設する。木造の仮設建築物の中にオープンカフェと東北の物産、書籍、各地の紹介冊子などのPRコーナーを設置して交流の接点となるほか、建物外部でも東北関連のイベントを毎月開催する方針。平成30年度はモデル事業として実施し、成果をみながら31年度以降も継続していきたいという。

 同施設が設けられるのは勾当台公園の一角にあるグリーンハウス勾当台前。木造平屋約60平方メートルの仮設建築物をまずは1年間設置。同公園市民広場では週末、各種イベントや物産市が開かれて、多くの人々が訪れており、そのにぎわいと連携して東北の魅力発信を模索する。

 担当する市東北連携推進室によると、ライブラリーパークは「人を呼び集める」という意味を込めた。「東北の人やコトが織りなすストーリー」に焦点を当てる場所とするという。同室では今月末までに、東北6県の200以上ある全市町村に利用を呼びかける。

 同室によると、仙台市の現在の人口は約108万人で、「東北唯一の百万都市」。東北では各地で人口が減少する中、同市では進学・就職での東北各地からの流入や、東日本大震災による沿岸部からの移住、転勤者などの社会増が影響して、人口は震災前(23年)の約105万人から大きく伸びた。「仙台を東北産品の消費市場、市民らを東北各地への観光に誘う場所とし、交流も行い、東北振興の原動力となりたい」と話している。

 市民広場のイベントは現在、中高年齢層の来場が多いといい、若者たちにも回流してほしい考え。ロゴマークは山形県内のデザイン会社が作成。東北の6県をイメージした6ページの1冊の本を表現したおしゃれなものにした。

 カフェも市内の若者に人気のある店舗が入居することになっており、「オープンカフェ文化を仙台に根付かせたい」(同室)。市が目指す定禅寺通のにぎわい創出につなげたい考えだ。

 オープニングイベントとして3月17~25日まで「NORTH JAPAN EXHIBITION~東北 暮らしの展示会~」(ノースジャパンエキシビジョン)を実施。屋外テントなども設置し、東北産品を集めたマルシェ、地域で活躍する人のトークライブ、東北の日常や暮らしに焦点を当てた展示を行う。