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諫早の鳥害賠償提訴2法人、新たに堤防開門請求加える

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諫早の鳥害賠償提訴2法人、新たに堤防開門請求加える

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の干拓地での野鳥による農作物被害をめぐり、営農法人2社が農地貸主の県農業振興公社などに損害賠償を求めた訴訟で、2社が新たに潮受け堤防の開門を請求に加えることが24日、分かった。法人側が明らかにした。

 開門反対派だった営農者側から一部が開門派に転じた形だ。2社は福岡高裁で続く開門差し止め訴訟の原告としての訴えを取り下げる文書も高裁に送付した。

 追加請求では、干拓事業で造った池が鳥の群れの原因になったなどとして開門を求める。営農法人2社のうち1社「マツオファーム」の松尾公春社長(61)は「池により周辺の気温も著しく変化した。営農状況を改善するために開門が必要だ」と主張する。

 2社は今年1月、収穫予定だった大根やレタス計4ヘクタール分が野生のカモの食害を受けたとして、事業に関わる国、県と公社に200万円の損害賠償を求める訴訟を長崎地裁に起こした。