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バス停で動物たちがお出迎え 安佐動物公園に高専生とコラボしたパネル

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バス停で動物たちがお出迎え 安佐動物公園に高専生とコラボしたパネル

 バスを降りれば、動物たちがお出迎え-。広島市安佐動物公園(安佐北区)などは23日、動物公園の最寄りのバス停から入り口までの道に、実際に飼育している動物の紹介パネルを設置すると発表した。バス待ちの時間なども楽しく快適に過ごしてほしいと、呉工業高等専門学校(呉市)の生徒らと連携して企画した。28日に生徒らも参加して設置する。

 動物公園のある市郊外の団地などは高齢化や過疎化が進み、マイカー利用も増えて路線バスの客が減少。バス路線の維持が課題となっている。

 中国運輸局では、安佐北区のあさひが丘団地をモデル地区とし、近隣にある動物公園や連合自治会、バス事業者、呉工業高等専門学校が連携し、利用促進に取り組んでいる。

 その一環として、呉工業高等専門学校の環境都市工学科の生徒5人が主体となって今回、「Happy Bus停プロジェクト」を企画した。

 プロジェクトは、動物公園の魅力発信▽バス情報提供サービスの向上▽マナーアップによるバス待ち環境改善-の3本を柱に設定。「バスは待ち時間が長く、退屈」「不便」などのイメージを払拭し、バス待ち環境を楽しく快適にすることで、バス利用の促進を目指している。

 第1弾として、バス停から動物公園入り口に向かう道を「ASA-ZOO Road」と名付け、動物公園に展示している動物たちの紹介パネル9枚を設置することにした。

 サイズは、縦60センチ、横90センチ。紹介する動物は、個体繁殖に優れた動物園などに授与される「古賀賞」を受賞しているクロサイとオオサンショウウオ、グラントシマウマ、西日本唯一の展示のチーター、珍獣のシフゾウ、ガラス越しに間近に見学できる展示方法が特徴的なライオン、人気者のレッサーパンダ、アミメキリンを選んだ。

 グラントシマウマのパネルでは、写真のほか、生態を紹介する豆知識の文章、「国内最大勢力 廣島シマウマ會(かい)!」のキャッチコピー、古賀賞受賞のマークを掲載。外国人観光客向けに英訳も添えている。

 制作メンバー代表の環境都市工学科5年、赤木大介さんは「バスでの来園者の方にワクワクしてもらえるようなパネルになるように意識して制作しました。プロジェクトは、この他にも企画を検討しており、社会に貢献できれば」と話している。