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大雪で民宿や旅館キャンセル相次ぐ越前町を水がにでPR

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大雪で民宿や旅館キャンセル相次ぐ越前町を水がにでPR

 記録的な大雪の影響で越前町の民宿や旅館などで予約のキャンセルが相次いでいるため、県と同町、町漁協、町観光連盟は22日、脱皮間もないズワイガニの雄「水がに」の漁解禁(19日)に合わせ、「道路状況も平常に戻った」として同町内の旅館で報道陣に観光誘客のPRを行った。水がにの漁期は雄のズワイガニとともに3月20日まで。旅館は「あと1カ月ほどで挽回できれば」と多くの観光客を期待している。

 同連盟の宿泊施設調査(47施設回答)によると、大雪に見舞われた今月5~13日の9日間でキャンセル(日帰り宴会含む)は494件2841人にのぼり、宿泊業者からは大雪後の予約状況が悪いなどの声があるという。鮮魚店では物流が止まり越前がにを中心に発送や受注が停止、観光施設では観光バス27台の立ち寄りがキャンセルになるなどの影響があった。

 連盟会長の内藤俊三越前町長は「海岸沿いは雪の影響も少なく道路も通行できたが、風評被害が出た」と説明し、「観光客を取り戻したい」と話した。

 旅館「越前の宿うおたけ」(同町厨)の女将、今村真美子さん(52)は「5日は国道8号の立ち往生やJRの運休などでキャンセルが集中した」と振り返り、「今は好天が続いている。おいしい越前がにを食べにどんどん来てほしい」と客足回復に期待した。

 漁期は3月20日まで。資源保護の観点から近年は短縮され、今季は昨季より10日間短くなっている。