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「広島みらい創生高」4月開校 定時・通信制6校統合 大学進学や就職に柔軟対応

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「広島みらい創生高」4月開校 定時・通信制6校統合 大学進学や就職に柔軟対応

 広島市、海田町にある定時制と通信制課程の6高校を統合した「広島市立広島みらい創生高校」が4月、市立広島特別支援学校跡地(中区)に開校する。午前から夜間まで幅広い時間帯で学べ、国語や数学、英語の基礎学力の学び直しから大学進学や就職まで、さまざまな生徒の要望に柔軟に対応する。建設費は県と市の折半。市は平成30年度当初予算案に23億5100万円を計上した。

 4階建て延べ約1万2700平方メートルの校舎と、3階建て延べ約3100平方メートルの体育館からなる。7月末の完成に向けて現在、建設工事中。生徒らは7月まで旧特別支援学校の校舎などで学び、夏休み終了後の9月から新校舎に移る。

 定時制にあたる「平日登校コース」と、自主学習を中心とする「通信教育コース」で生徒を募集。開校1年目は生徒数640人規模を想定。4年目には2500人超を目指す。

 昼間働く勤労青年だけでなく、高校を中退したり、不登校だったりした生徒らにも柔軟に対応。他のコースや時間帯の受講もできるほか、1年目には、少人数指導で国語や数学、英語の基礎学力を学び直しできる科目も選択できる。

 2年目以降は大学進学や就職を考慮し、「共通科目群」「工業科目群」「商業科目群」「福祉科等専門科目群」などを設定。生徒らは科目を選択し、専門の教員から学ぶ。

 平日登校コース、通信教育コースとも3~4年間で卒業を想定。平日登校コースは、午前から夜間までの幅広い時間帯の中から、生徒がライフスタイルに合わせて受講時間を選ぶ。通信教育コースは、原則2週間に1回程度、登校して授業を受け、後日リポートを提出する。

 いずれも最低3年間の在籍は必要だが、必須科目を含め最短2年間で卒業に必要な74単位を取り、残り1年間を留学や就業体験などに充てることもできる。4~9月と10~3月の2学期制。学校行事として部活動や体育祭、文化祭などがある。

 開(ひらき)英治校長は「本校にはコース相互で単位が取得できるなど、さまざまなニーズに応じた教育システムがある。生徒が特色をいかして、自分の夢の実現に向け頑張ってほしい」と話している。