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人命救助の連携強化 高松海保と市消防局が合同訓練

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人命救助の連携強化 高松海保と市消防局が合同訓練

 高松海上保安部と高松市消防局という、海と陸の人命救助のスペシャリストらによる合同訓練が、高松北消防署朝日分署(高松市朝日町)で実施された。濃煙の中での救出消火訓練や、ザイル資機材を使用した高所・低所への進入訓練などを繰り広げた。

 合同訓練は平成26年から昨年を除いて毎年実施しており、19日に行った。互いの専門分野の知識と技術を教え合うとともに、組織間の連携を強化することが目的。今年度も海やプールで潜水訓練を4回実施しており、陸上での訓練は今年度初めてという。

 訓練には、高松海上保安部から巡視船「いぶき」の潜水士4人を含む部員15人、高松北消防署の高度救助隊員7人と同署朝日分署の隊員6人が参加した。

 訓練では、消防機関ではよく使われるが海保ではあまり馴染みのない「三連梯子」を使い、濃煙で視界の悪い高所の出火現場から救助者を見つけ出し屋外へ搬送するまでの一連の流れを確認。また、これまでのロープに代わり活用が進んでいる、山岳用のザイル資機材を使い、高層訓練棟の7メートルの高さからの登はんや降下などを行った。

 高松北消防署救助係の福家由造係長は「合同訓練を通じて、隊員同士が顔見知りになれば、現場でも役立つことが多いと思う」と話した。