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単身や共働きにニーズ コインランドリーの市場拡大 宮崎のWASHハウス急成長

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単身や共働きにニーズ コインランドリーの市場拡大 宮崎のWASHハウス急成長

WASHハウスのコインランドリーを利用する女性客=宮崎市 WASHハウスのコインランドリーを利用する女性客=宮崎市

 コインランドリーの店舗が増えている。単身者や共働き世帯の増加によって、手軽に衣類を洗濯、乾燥するニーズが高まっているからだ。全国でチェーン展開する宮崎市のWASHハウスは株式上場を果たし、コンビニ大手のファミリーマートも事業参入を計画する。市場拡大の半面、個人運営の店舗も多く、サービスの質にばらつきがあり、業界団体は水準の底上げが課題と認識している。

 「コイン投入後は扉は開きません。ご注意ください」

 業界最大手のWASHハウスの店舗。設置されたタッチパネルには、初めての利用者も分かりやすいように、操作方法が表示される。明るい店内に赤や青に統一された洗濯機や乾燥機が整然と並ぶ。問い合わせの電話には、コールセンターが即座に対応する仕組みだ。

 同社は平成14年に1号店をオープンして以来、24時間の遠隔管理や、フランチャイズ(FC)展開といったビジネスモデルで、急成長した。店舗数は29年12月末で494に達した。

 28年には東証マザーズ市場と、福岡証券取引所Qボードに新規上場した。29年12月期決算(単体)は売上高33億円、最終利益1億円だった。

 創業者の児玉康孝社長(52)は、利用率に上昇の余地があるとした上で「仮に人口が半分になっても、十分な売り上げが出る」と語った。

 相乗効果に期待

 厚生労働省の統計によると、コインランドリーの店舗数は、15年度から25年度にかけて3割も増加した。その後も市場は拡大する。業界関係者の推計では、現在2万店近くに増えたとみられる。

 コンビニ大手、ファミリーマートは29年11月、コインランドリーへの参入を表明した。31年度末までに、全国のコンビニで500店の展開を計画する。広報担当者は「24時間営業のコンビニと親和性もあり、待ち時間にコーヒーを飲んでもらうなどの相乗効果も見込める」と期待をのぞかせた。

 ほかにも都市部では、室内の壁に配置された岩や石を登る「ボルダリング」施設やカフェを併設し、女性なども気軽に利用できる店舗も登場した。

 サービス向上課題

 普及に伴い、利用をめぐるトラブルも増加した。国民生活センターによると、利用者からの相談件数は28年度163件で、19年度に比べほぼ倍増した。「(故障などの際に運営者との)連絡がつかない」「掃除が行き届いていない」といった内容が主だという。

 全国コインランドリー管理業協会(宮崎市)の奈須義岳監事(49)は「個人経営が多いこともあり、客への対応が不十分な店舗も存在する。業界全体でサービスの向上に努めていく必要性がある」とした。