産経ニュース

【美しい川柳 国訛り】小さい子をおとなしくさせる

地方 地方

記事詳細

更新

【美しい川柳 国訛り】
小さい子をおとなしくさせる

 《もっこるどぉ

   しゃべりかけて

    つい もごもご》

  秋田県 長崎浩さん

 ・モッコ…鬼、化け物、蒙古など、怖い物の総称。

 〈作者コメント〉

 小さいころは少し悪さをしたり、親を困らせたりすると、よくこの言葉をいわれておとなしくさせられたものです。今、同じように小さい子に言おうとしても、その親の世代でさえ知らないでしょう。こちらが逆に恥ずかしくて言うことがなくなりましたが、小さい時の記憶は残っているもので、つい口に出しそうになります。最後まで言わない自分がいます。

 〈選者コメント〉

 鎌倉時代、元寇と言った蒙古軍が日本に攻めてきた出来事がありました。それから怖いことがあると、モッコ(蒙古)来る-モッコル-などと言いました。

 泣げば山がらモッコ来るね、泣ぐなヤイヤイヤイ…などという子守歌なんかもありましたね。

 オラも小さい時はモッコは居ると思って怖かったけど、さて、今の子供たちは、何が怖いんでしょうね。

                 □   □

 さて、3月のお題は「目」とします。方言のマナグももちろんOK。

 投句の締め切りは3月5日。「目」を句に詠み込んでも詠み込まなくても、目をイメージさせる句であれな結構です。色紙製作の参考になるので句を作るのにあたってのエピソードなどのコメントもぜひお書きください。(方言研究家、川柳作家)